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古い骨

書名:『古い骨』
著者:アーロン・エルキンズ ( Aaron Elkins )
版元:ハヤカワ書房 <ミステリアス・プレス文庫>
価格:¥500
購入場所:〓〓
読書場所:自宅、通勤
購入動機:〓〓
好み:★★★☆☆
20060331_book

モン・サン・ミッシェルに行きたくなるなぁ
一度は行ってみたい、「西洋の驚異」と称されるモン・サン・ミッシェル。
この世界文化遺産、かつては満潮の海が取り囲み孤島の城砦然としていた。
潮の干満差は18mあり 、満ち潮は馬が疾走する速さで干潟に押し寄せていたとか。
近年、干満に影響されずに自動車のアクセスをよくする目的で堤防を築いた。
この一本の道路のために泥砂が堆積し、かつての景観が損なわれたという。
現在は古い写真のような海上に屹立する城砦僧院の威容は望めないらしい。
2005年から堆積物を取り除き、道路を橋に変える工事が行われているとのこと。
巨大な鉄橋が架けられるほうがマシというところか……。
いずれにしても、自分の目で見てないので本当のところかどうかはわからない。
ああ、それでも一度は行ってみたい場所である。

腑に落ちる探偵小説の展開
物語は老いた男がモン・サン・ミッシェルの干潟で落命するところから始まる。
屋敷の地下室から古い人骨が発見され、続いて殺人事件が起きる。
館にいた一癖ある人すべてに殺人の動機がある不可解な事件だ。
米国から来ていたスケルトン探偵ギデオン・オリヴァー教授が
骨の鑑定を依頼されることになり、古い人骨から手がかりを得て謎を解く。
大どんでん返しはないものの、舞台やハプニングや謎解きは楽しめた。
登場人物の個性的な面々が丁寧に描かれている。

1988年・MWA受賞作
アーロン・エルキンズは本著『古い骨』で、
*アメリカ探偵作家クラブ賞の1988年・最優秀長編賞を受賞した。
(*MWA= Mystery Writers of America )
スケルトン探偵ギデオン・オリヴァー教授の初登場は『古い骨』。
スケルトン探偵シリーズ、ほかにもあるので読んでみたい。

モン・サン・ミッシェル
これまで漠然と(モン・サン・ミッシェル行ってみたいなぁ〜)と思っていたが、
この本を読んだことがキッカケであれこれ興味に駆られて調べてしまった。
この僧院の来歴や、大天使ミカエル像が祭られていることや、
重層建造物の内部構造にバイキングの地の名残が見られることや、
百年戦争時代の要塞の役目や、観光名物のオムレツの作り方や、
かつての巡礼地が観光地に様変わりして観光バスや自動車が渋滞している様や、
観光ルート・オプショナルツアー、宿泊場所などなどを関連的に知ることになった。
あとは旅行の資金繰りと計画を立てるのみである、が……。
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