葉っぱすけのやるキッ木 |
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『チーム・バチスタの栄光 』2006年04月17日(月)07:21
書名:『チーム・バチスタの栄光 』
著者:海堂 尊 ( Kaidou Takeru ) 版元:宝島社 価格:¥1600 読書場所:家、電車 購入動機:「このミステリーがすごい」第四回受賞作 好み:★★★★☆ ![]() 受賞作だろうがそうでなかろうが、面白いものは面白い。 大学病院に招聘された凄腕・天才外科医による心臓のバチスタ手術。 脅威の26連続成功のあとに3例続いた患者の死亡。 俺 ( 田口公平 ) に課せられたミッション・インポッシブルは、 3例の患者死亡のケースが 「たまたま連続した不運。医療事故、 それから、悪意によって事態が引き起こされている可能性」 のいずれなのかを見極めることだった。 医療現場からのメッセージ!? 奥付によると、著者は勤務医。 よくできたミステリーとして楽しみつつ、 登場人物が語るセリフに込められたメッセージから 医師である著者の視線を想像しながら読むのもまた面白いかも。 大学病院を取り巻く状況、そこに働く医師やコメディカルの現状。 日本の医療が抱える矛盾。 医療過誤の捜査方法のありかたや裁判、マスコミ報道などの社会的なシステム。 命を守るために奔走する医師・コメディカルたちの姿。 「大学執行部の旧体質。麻酔医の激務、外科医の傲慢。研修医の憂鬱。 拝金主義の経営陣。権利ばかり振り回す患者たち。」 そして病院組織から独立した監査制度の必要性など。 テンポよく展開する物語の中、 (著者の視点が「人の心が通う医療」にあるのでは?)と感じた次第。 実際に医療に携わっている人は、どんな印象を持つのだろうか。 次回作にも期待 著者が現在多忙な状況にあると想像することは難くない。 本作を書き上げるのは楽しい作業であり、同時に大変だったろう。 一通り読み終わると、細部に配慮を凝らした跡が見えてくる。 「すべての事象をありのままに見つめ」た次作にも期待。 |
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