猫じかん 2012 #2
- 2012/01/26 08:00
- Category: 写真、カメラ

撮影: Olympus EP-1 / M.ZUIKO Digital 17mm f2.8
にゃんこ、近況
ニャンコの病気は完治が望めないものだった。
ここ2〜3週間が、とても長く感じられた。
いろんな迷いや葛藤、そして決断があった。ニャンコは本当に頑張った。
彼の体調が少しだけ戻り、飼い主も心の落ち着きを少しだけ取り戻した。
「現在・過去・未来」という時間の感覚は、人間が有する概念だ。
何匹もの猫が残してくれた過去のケースから、
この先に予想される未来を想像して、今後の治療方法を決断した。
間違っているかもしれないし、ベターな選択だったと思う日が来るかもしれない。
桜の咲く季節を一緒に迎えたい。
もし、今年、望みが叶ったら”来年もきっと”と、神様に願うだろう。
そういう気持ちを強く感じるのだった。
さて、ニャンコは体力が少し戻った様子だ。
一時は70cm程度のジャンプをいったん躊躇してから飛び上がっていたものの、
ここ一両日は1mのジャンプを軽々とやってみせるようになった。
活動性が高まったのはいい事だが、それだけでは済まなかった。
これまで乗ることを禁止していたテーブルやカウンターの上に平気で乗るようになった。
病気になってから、ちょっとワガママになった。
それで、食器やカメラをテーブルから落としたり、ほかにもいろいろやってみせる。
それはもう、やりたい放題である。
私がネコになったら、この狭い家の中で思いつく事なんて幾つもない。
あれもダメ、これもダメじゃ、「やりたい事」なんて、そんなに思いつかないに違いない。
これまでできなかったけれど、やりたい事をやっておきたいというのだろうか。
いや、それは違うな。
限られた日々の中で、私たちの手を思い切り煩わせることで、
楽しい想い出をいっぱいつくってやろうという、「ネコごころ」なのかも。
これまで、なにかと行き届かない飼い主だった。
こんなことになってしまってから、今ごろアレコレと世話をやいている。
というか、この子はとても利口で手の掛からないニャンコだったのだ。
最後は想い出を私たちの心に刻んであげようとしているのかもしれない。
おまえは本当に利口で、気高くて、優しいニャンコだよ。
落っことしたカップや土鍋は、フチが少し欠けただけだから、使えないことはない。
高いところから落ちたというのに、カメラはレンズフードが少し凹んだだけで故障もない。
これから先、使うときやふとした瞬間にいたずらのあとに気づいて、
キミとの日々を懐かしく思い出すのかもしれない。
それにしても。
ここ数日は奇行が目立つ。
今は、とにかくマズイ薬を毎日のまなければならない。
そのストレスは、理解しようと思っている。
でもな、何で洗面台なんだ?
寝るのも、ときどきオシッコするも……。



