life 2012 #5

20120516_life2012#5
撮影: Nikon D50 / Ai AF Nikkor 35mm F2D
雨降る夜の

雨降る夜は、路面や路上の水たまりに光が反射する。
ふだんは煤けて闇に紛れ、気づかれることもなかった物たちが、
水のベールを等しく纏い、輝くものに交じり込む。

埃を払い、汚れを落とし、磨いたなら、輝きは甦るのだろうか。

ヒカリが、もう一人の自分に問う。
今日は変化するかもしれない。
明日には変わるかもしれない。
答えは出ているのに、自問自答を続ける。


もしも闇を映し出す鏡に誰かの心をかざしたら、
鏡は何を映すのだろう。
彼の心は、彼女の心は、自分自身の心はどうだろう。

「自分自身のことだろう。自分自身がよく知っているはずだ。」
「わからないのは、お前がわかろうとしないからだ。」
勝手な想像を働かせて、わかった素振りの人がいう。

やっと自由になれたのに、自由ではない。
光も影もないグレーな心が、夜を彷徨う。

life 2012 #4

20120510_life2012#4
撮影: Nikon D50 / Ai AF Nikkor 35mm F2D
時は過ぎて行く

Ai AF Nikkor 35mm F2D が好きで、一昨年ごろD50を手に入れた。
このボディは、小型軽量で機動性が悪くない。
日常でひょいと手にとり、気軽に”カション”とシャッターを押すことができた。

以前は、Ai AF Nikkor 35mm F2D を使ったときに露出が破綻することがあり、
キャノンのボディでニコンレンズを使うためのマウントアダプターの性能によるものと思っていたが、
D50で撮影したことで、実はレンズの絞り羽根に生じた油浮きが原因だということが判明した。

故障したレンズは放置したまま、時が過ぎてしまった。

今年になって、ニコンイメージングジャパン 修理センターに依頼した。
故障したレンズは宅急便で送り、修理後は宅急便で戻ってきた。

手続きはいたって簡便だった。
サッサと依頼してしまえばよかったと思った。
躊躇して立ち止まっていても時は過ぎ去ってしまうのだから。

life 2012 #3

20120507_life2012#3
撮影: Nikon D50 / Ai Nikkor 35mm f1.4S
長尺フィルム1本、36枚撮り約20本

モノクロ長尺フィルム(Tri-X)をパトローネに分けた。
フィルムローダーは年月を経てクラシカルな装いである。
36枚撮りフィルムが、20本できあがったよん。

Film ふぉと 2012 #08

20120424_filmphot2012#08
Leica MP / Summilux-M1.4/50ASPH / RDP III
モノクロ

撮影時の脳内モノクロ画像は、こんなイメージだったかしらん。

Film ふぉと 2012 #07

20120423_filmphot2012#07
Leica MP / Summilux-M1.4/50ASPH / RDP III
柄杓

この写真は、ISO100のモノクロフィルムで撮っていると思い込んで撮影した1枚。
光線の当たり具合がとてもいい感じだった。
撮り終わって巻き戻したカメラから、ポジフィルムのパトローネが出てきたときは、
思いがけぬ「アハ体験」に笑ってしまった。

フィルムをカメラに装填したときには、フィルム名を書いて貼ることにしていた。
そのルールを守らずに、ついついそのままにしてしまった。
猫の病気などがあり、昨年末にフィルムを入れたまま防湿庫に置かれていたのだった。
他のカメラで写真を撮っているうちに、ISO100のモノクロフィルムを入れたと思い込んでいた。

「ポジフィルムだったら撮っていただろうか」と自問すれば、「撮っていなかった」と答えるだろう。
そう思いつつ、この写真を見たときは「静謐」が感じられ、これはこれでよいかもしれないとも思った。

どうやら撮る撮らないといった「気分」は、己が心中のことなれど、説明しづらいものである。

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